
視力というと、「1.0」「0.7」など小数で表されるものが一般的ですが、実は視力の表し方は何種類もあります。小数視力の他にも、分数視力・対数視力などもあり、視力の表し方は様々です。 日本をはじめ、多くの国では小数視力が採用されていますが、アメリカ・イギリスなどの英語圏では、フィート制の分数視力などが用いられている国もあります。 学校検診で行われる視力検査は、「370方式」といわれる方法が採用されています。 これは、0.3・0.7・1.0が判定の区切りになっていることから、370と呼ばれています。 通常の視力表記とは違い、「学校生活で必要な視力が出ているかどうか」にスポットを当て、視力をA・B・C・Dの4段階で区切っています。 A 1.0以上 :学校生活には支障のない状態 B 1.0未満0.7以上:学校生活にはほとんど支障はないが、近視進行の始まりの可能性 C 0.7未満0.3以上:後ろの席では黒板が見えづらい状態 D 0.3未満 :最前列でも黒板が見えづらい状態 授業で黒板に書かれる文字のうち、大きな文字(直径10㎝)は大板書、小さな文字(直径5㎝)は小板書と言います。視力が0.3未満になると教室の最前列に座っていても大板書が見えづらくなります。逆に、座席がどこにあっても板書された文字が読み取れる視力は0.7とされいます。 B以下からは眼科受診を推奨、C・Dは視力矯正が必要です。 学校生活では文字や物を見る機会が多いため、ストレスなく黒板を見ていただくためにも眼鏡やコンタクトでの適切な視力矯正がおすすめです。 また、長期間視力が十分出ていない状態を放置してしまうと、眼鏡やコンタクトで矯正をしても視力が1.0以上出ない、弱視という状態になってしまうリスクもあります。 学校検診を機に、ぜひ眼科受診を受けましょう。